デジタルリスキリング入門研修は、これからデジタルスキルを学ぼうとするビジネスパーソンが、リスキリングを効果的、効率的、自律的に取り組めるようにするためのプログラムです。
デジタルリスキリング入門研修とは
リスキリングの課題とは
岸田政権下でのリスキリングへの大規模な投資宣言により、日本全国でリスキリングの機運は高まりつつあります。大手企業を中心に具体的な取り組みも開始されていますが、その成果に関しては十分に出ていないのではないかという指摘がなされています。
連合総合生活開発研究所の「第45回『勤労者の仕事と暮らしに関するアンケート(勤労者短観)』調査結果」では、会社施策によるリスキリングが必要だと答えた人は全体で46.1パーセントでした。しかし一方で、リスキリングが実施されたら参加するかという質問に対して、参加したいと答えたのはわずか16.5パーセントでした。必要性は感じるが、やりたくないという、モチベーションの低さがリスキリングの有効性を下げる、大きな課題となっています。
eラーニングや動画教材、研修など、スキル習得の機会を提供する前に、従業員のモチベーションを生み出し、学習と実践を自走的にできるようにする状態にする必要があるのです。
特徴
デジタルリスキリング入門研修は、これからデジタルスキルを学ぼうとするビジネスパーソンが、リスキリングを効果的、効率的、自律的に取り組めるようにするためのプログラムです。以下に挙げる2点がその大きな特徴となっています。
1. リスキリングの戦略を身につける
リスキリングの活動には、従業員の時間とモチベーションというリソースが必要になりますが、それらのリソースを大きく消耗するやり方ならば、その活動は停止してしまいます。本研修では、それらリソースの消費を抑えながら取り組むための「リスキリングの戦略」の習得を重視しています。
2. 「炭火型」でモチベーションを生み出す
低いモチベーションに対応するためには、小さな成功体験の積み重ねと、他者との関わりによる、たとえるなら「炭火型」のモチベーション創出と維持が有効であるといわれています。研修後も、炭火のようにモチベーションが維持できるよう設計がなされています。
開催方法
往訪によるオフライン、またはZoomによるオンラインの数回以上の講座に加えて、チャットによるフォローを組み合わせて提案をします。研修内で、ディスカッションやグループワーク、プレゼンテーションなど、参加型のしかけをふんだんに用意しています。
開催例(隔週、全5回、2時間/回)
- ▶事前課題: 自己紹介・課題図書の感想文
- 講義1. 思考と行動の型 ▶インターバル課題: OODAループの振り返り
- 講義2. 時間の棚卸し ▶インターバル課題: 時間の棚卸し
- 講義3. 課題発見と行動 ▶インターバル課題: 課題のプロットと行動
- 講義4. リスキリングの計画 ▶インターバル課題: リスキリング目標と計画の立案
- 講義5. 卒業ライトニングトーク大会
このほか、IT基礎研修(Excel関数・スプレッドシート関数)などと組み合わせて、プログラムを提供することも可能です。お客様のニーズに合わせてカスタマイズいたしますので、お問い合わせください。
ご発注の際におすすめしていること
オンラインの場合はとくに、多忙などを理由により、動画による講義の受講を希望されることも少なくありません。しかし、学習の効果を上げるため、また学習のモチベーションを維持するために、他者との関わりは非常に重要な要素となります。そのような理由から、本研修ではリアルタイムでの参加を強くおすすめしております。
また、「炭火型」でモチベーションをつくる仕組みとして、受講されるみなさんが積極的に参加いただくことを前提としております。一方で、消極的な姿勢は他の受講者にもよくない影響を与えることがありますので、その点ご留意ください。
以下の条件を満たす方に参加者をしぼって、ご案内いただければと思います。
- リアルタイムで確実に講義に参加できる方
- 研修の事前、当日、事後を通して積極的に課題やワークに参加することを了承いただける方
プランと料金例
以下、既存のコースを活用いただいた場合のベースとなるプランと料金の例となりますので、ご参考ください。お客様のニーズに合わせた開催方法、回数、参加者数、頻度にて見積をさせていただきます。
- オンライン開催
隔週2時間×5回開催
10名参加
※会場、スクリーン、参加者が使用するPCおよびソフトウェアはお客様でご準備下さい。
※交通費は別途にてご請求差し上げます。